本文へ移動

子どもの願いをかなえようとする大人たち

2023-07-06
赤碕こども園の保護者さんはすごいんです!

いきなりですが、とにかくそう発信したいですね。普段は「子どもってすごいなぁ」…を、この園だよりで発信している私ですが、先日3年ぶりに保護者会で開催していただいた園友会を体験し、今日は改めて保護者さんのすごさと感謝を伝えたいです。

赤碕の保護者さんの何がすごいって、私が思うに…
まず第一に、どこまでも子どものためを思い、子どもが何を見ているか、何に興味を持っているかを一緒に見ようとして下さっています。

第二に、「保護者会活動ってこういうモノ」とい固定概念が無い。今回も子どものためのアイデアを持ち寄り、語り合いながら、参加された皆さんでアイデアが更新されて当日を迎えました。

そして第三に、(これが大きいと思いますが)どうも保護者さんが一番楽しんでいる節がある。(子どもより楽しんでいますよね?)

もちろん楽しいことばかりではなく、仕事と家事・育児の合間を縫っての忙しい中、大変なこともたくさんあったと思います。それでも「子どものためだから」「何とか楽しんでもらいたいですね」というところを喜びにして、笑顔で色々と準備していただきました。本当にありがとうございました。
思い起こせばコロナ禍前も、「今どんなことに興味を持ってます?」と各クラスの子どもの様子を聞いて回って感謝祭の劇を創作されたり、クラス単位でも、子どもの興味を一緒に面白がり、共に探求し、一緒に園の環境を作り、時にはびっくりするような人を連れこられたり…ある保護者さん曰く「前のめり気味に」子どもの「願い」を一緒にかなえようと楽しんでくださいました。
 
2月の「みんなの生活アート展」を見に来ていただいたある方から、赤碕こども園の取り組みは、子ども達に対しての「いつでもどんな願いも持っていいんだよ」というゆるぎないメッセージになっている…という言葉をいただきました。自分の小さな願いに大切に耳を傾けてもらえ、その願いを面白がり、一緒に楽しむ大人たちがいる。そのことが自分の願いに気付け、自分の願いを、ひいては自分を大切にすることにつながっていく。
そして同時に、保護者さん自身が「子ども達にこんなことをしてあげたい」という願いを語り合い、聴き合い、「どんな願いも持っていいんだ!」という言葉を、身をもって体現していると、そう感じます。

4月は進級、進学の季節。自分の願いを大切にされた子ども達は、この先どう羽ばたいていくのでしょう。
正直なところ、その子がこの先どう生きていくかは誰にも分かりません。しかし、「『今』を活き活きと生きられない人が、将来を活き活きと生きることが出来るでしょうか?(東京大学教授 佐藤学)」
TOPへ戻る