「しらない」を楽しむ子どもたち(学びとは)(2024年10月園だより)
2025-09-09
先日、ほしぐみの子ども達主催の「カレー屋さん」が1日限定オープンしました。
春、給食の献立に「カレー」がでて、子どもたちは「やったー!」と大盛り上がり。「みんなの好きなカレーって何?」という話題からカレーをめぐる遊びやプロジェクトが始まり、スパイスを使ってのカレー作りを何度も楽しんできました。クッキングでは食材をどうするかの話し合いから、命についての話し合いにまで及び、また普段の遊びでもカレー作りごっこや自分なりのスパイスの調合等、生活や遊びの隅々にカレーやスパイスの活動が価値あるモノとして溶け込んでいました。当日は園庭にテントを張り即席の店舗を設営するグループ、料理を担当するグループが朝からカレーを作り、販売スタッフは何日かかけて自分のお気に入りのエプロンを縫い上げて接客。他にもジュースを作るグループ…、チケットを作るグループ、それぞれ興味のある分野で企画から運営まで子どもと担任とで話し合い、自分たちの「今」やりたい願いを一つずつかなえてきました。
さて、「カレー屋さん」から1日たっての子どもたちの言葉が私にとっては驚きでした
「知らないことがたくさんあった。知らないことっていっぱいあるんだよ」
「楽しかった。どんどん知らんことがたくさん出てきて楽しかった。」
これほど学びの本質を言い当てている言葉があるでしょうか。この言葉を聞いただけで、この活動が単なる形だけの行事ではなかったことがわかります。
私たちは、学べば学ぶほど、知っていることが増え、知らないことが減っていくと思いがちです。確かに「勉強」にはそういう面もあるのかもしれません。「学ぶべきこと」が決まっていて、一つ一つ習得していけば、学ぶべきことは減っていく…
でも、実際に何かを探求し始めると、探求すればするほど、知識が増えれば増えるほど、そのことでかえってその先の未知の世界が見えてくる。知れば知るほど、まだまだ知らないことが無限にあるんだと気づく、それが「勉強」と「学び」の違いの一つで、だから「学び」には構造上終わりがないんですね。
「これって何だろう?」「本当はどうなんだろう?」と探求し、「知らないこと」がどんどん出てくることを楽しむ子ども。「子どもの可能性は無限」と、よく耳にする言葉ですが、それを実感した1日でした。
「知らないことがたくさんあった。知らないことっていっぱいあるんだよ」
「楽しかった。どんどん知らんことがたくさん出てきて楽しかった。」
これほど学びの本質を言い当てている言葉があるでしょうか。この言葉を聞いただけで、この活動が単なる形だけの行事ではなかったことがわかります。
私たちは、学べば学ぶほど、知っていることが増え、知らないことが減っていくと思いがちです。確かに「勉強」にはそういう面もあるのかもしれません。「学ぶべきこと」が決まっていて、一つ一つ習得していけば、学ぶべきことは減っていく…
でも、実際に何かを探求し始めると、探求すればするほど、知識が増えれば増えるほど、そのことでかえってその先の未知の世界が見えてくる。知れば知るほど、まだまだ知らないことが無限にあるんだと気づく、それが「勉強」と「学び」の違いの一つで、だから「学び」には構造上終わりがないんですね。
「これって何だろう?」「本当はどうなんだろう?」と探求し、「知らないこと」がどんどん出てくることを楽しむ子ども。「子どもの可能性は無限」と、よく耳にする言葉ですが、それを実感した1日でした。



