けんかやトラブルは怖くない(2023年9月園だより)
2024-11-12
先月8月18日(金)、京都のキッズいわき・ぱふの岩城先生をお招きし、「笑って学ぶ子育てのコツ」と題して講演をいただきました。最初から最後まで笑いがいっぱい(時には皮肉たっぷりの笑いも)、そして普段の子育てに共感だらけでついほろっとしたり…。その中で、「子どもが遊びを通して獲得するもの」として、繰り返し次のようにおっしゃっていました。
「生まれてきたことを喜んで、与えられた能力を使って、自分と・自分の周りの人のために私が出来ることはなにかしら、って考えて、自分らしい幸せをゲットすることをあきらめない。困った時には『ヘルプ』って言って助けてもらう。自分の得意を活かし、苦手は助けてもらい、自分らしい幸せを構築していく力。これらを遊びを通して身につけていきます」
よく、「家庭的な雰囲気の園…」といいますが、園と家とは根本的に違います。子ども達にとって園とは「社会」。その中で、自分が幸せに生きるための練習をしています。人生経験もわずかで、生まれて初めてのことだらけの子どもたちは、その中で幸せになろうと色々試し、時には成功し、時には失敗し、そうしながらいろいろ学んでいきます(「親」も初めてのことだらけですね)。
子どもが10人集まれば、10人のわがままがあります。「わがまま」と聞けば、大抵はマイナスのイメージがつきものですが、でも、子どもには「わがまま」こそ大事。なぜならそれは子どもにとって真剣な「幸せの探求」だからです。
しかし、幸せをつかみ取ろうとすることは素晴らしいことですが、その方法が分からない。自分の幸せのために、他人のものを奪い取ろうとしたり、叩いてしまったり…そんな行動をとってしまうこともあります。だって、「『仲良く』は夫婦でも難しいんですよ~!(^ ^)」(岩城先生談)。でもその方法では自分も、周りの人も幸せになれない。そこで、嫌なことは何だったかな?どうすれば幸せになれるかな?この方法だけじゃなくて他にも方法があるよ。例えば○○はどうかな?他にもどんな方法があるかな?一緒に考えて見よう。大人はこうして子どもと応答することで子どもの感情を言語化し、それによって子どもが「こういう時はこう言えばいいんだ」と自己主張できるようになっていきます。そうやって、一人ではなく、周りも一緒に幸せになっていく。こうした「やりとり」を経ることで、けんかやトラブルからも、子どもは他者と一緒に幸せになる方法を模索していくことが出来ます。
9月・10月には、各クラス保育参加が始まります。子どもが、幸せのために園でどんな試行錯誤をしているのか。家では見えない園の姿・園では見せない家で姿を、お互いに共有していくことが出来ればと思います。
子どもが10人集まれば、10人のわがままがあります。「わがまま」と聞けば、大抵はマイナスのイメージがつきものですが、でも、子どもには「わがまま」こそ大事。なぜならそれは子どもにとって真剣な「幸せの探求」だからです。
しかし、幸せをつかみ取ろうとすることは素晴らしいことですが、その方法が分からない。自分の幸せのために、他人のものを奪い取ろうとしたり、叩いてしまったり…そんな行動をとってしまうこともあります。だって、「『仲良く』は夫婦でも難しいんですよ~!(^ ^)」(岩城先生談)。でもその方法では自分も、周りの人も幸せになれない。そこで、嫌なことは何だったかな?どうすれば幸せになれるかな?この方法だけじゃなくて他にも方法があるよ。例えば○○はどうかな?他にもどんな方法があるかな?一緒に考えて見よう。大人はこうして子どもと応答することで子どもの感情を言語化し、それによって子どもが「こういう時はこう言えばいいんだ」と自己主張できるようになっていきます。そうやって、一人ではなく、周りも一緒に幸せになっていく。こうした「やりとり」を経ることで、けんかやトラブルからも、子どもは他者と一緒に幸せになる方法を模索していくことが出来ます。
9月・10月には、各クラス保育参加が始まります。子どもが、幸せのために園でどんな試行錯誤をしているのか。家では見えない園の姿・園では見せない家で姿を、お互いに共有していくことが出来ればと思います。
